重松清/きよしこ
- 重松 清
- きよしこ
こんばんは。
重松清の「きよしこ」を読みました。
あたたかい本だとオレは思いました。
しゃべろうとすると、どもってしまう「吃音」を抱えた少年きよし。
心のなかではうまくしゃべれるのに・・・
作者がある少年に向けてかいた、そんな、きよし少年の「少年時代」
このお話は、読んだ人みんなに届くと、思います。
村上春樹/海辺のカフカ(下)
- 村上 春樹
- 海辺のカフカ (下)
佐伯さんは『僕』の母親なのだろうか。
仮説は仮説としてまだ機能している。
いつものように夜中、部屋で15歳の佐伯さんがその部屋に現れるのをまつ。しかし、そこに現れたのは50歳をこえた「現実」の佐伯さんだった。
彼女は眠っている。あるいは今ここにはいない。
そして彼女は『僕』のいるベッドに入ってくる。
そして『僕』と彼女は交わる。
そして『僕』は予言の原理に、その進行に含まれていく。
フランツ・カフカ/変身
- カフカ, Franz Kafka, 池内 紀
- 変身ほか
ある朝、グレゴールは夢から目を覚ますと、自分が1匹の毒虫になっていることに気がつく。
家族から怖がられ、疎まれる。
はじめは心配し面倒を見てくれていた妹からも・・・。
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朝、目が覚めて自分が巨大な虫に変身していたらどう思います?!
完璧ヘコみますよね。てか、まさに絶望します。
グレゴールも確かに絶望したと思います。しかし、彼の視点はもう次の段階に移っているのです。
(すんなりとは言い難いけど)事実を事実として受け止め「さてどうしたものか」と。
すごい、です。
オレだったらほんと死にたくなると思います。
村上春樹/海辺のカフカ(上)①
- 村上 春樹
- 海辺のカフカ (上)
香川に向けて①
村上春樹「海辺のカフカ」
『僕』は15歳の誕生日に家を出る。4歳の頃に母は姉をつれて『僕』の前から姿をけしてしまう。そのときの姉と一緒に写った写真をもって香川県に向かう。
15歳より下じゃ早すぎる。15歳より上じゃ遅すぎる。
『僕』は世界一タフな15歳にならなくてはいけないのだ。なぜなら、これから独りで生きていかなくてはならないから。
高松行きの夜行バスで知り合った「さくら」。
甲村記念図書館の「大島さん」「佐伯さん」。
何かに導かれるように出会う人々。
父から受けた「お前はその手で父を殺し母と姉と交わるだろう」というオイディプス王と同じのろいに怯え高松まで逃れてきたはずが、ある日父が何者かに殺害される。
その時、『僕』はいつものように甲村図書館からビジネスホテルに帰っている最中だったのだが、気がつくと雑木林の中で血まみれになって倒れていた。
父が殺害された時刻の記憶がない。
『僕』は香川にいて、現実的に父を殺すことはできないのだが、確信がもてない。
『世界の万物はメタファーだ』
『僕』はある夜、佐伯さんの15歳の頃の幽霊を見る。
もちろん50歳をこえた佐伯さんは現在の世界にいる。
そして『僕』は15歳の佐伯さんに恋をする。
BRAHMAN/CAUSATION
- BRAHMAN,
- CAUSATION
2枚目はBRAHMANのCAUSATION。
これもイイ感じです。
A FORLORN HOPE~去年の9月にでたTHE MIDDLE WAYからなんか迷いが晴れた感じ。(もちろん勝手な印象ですけど)
そういう意味ではA MAN OF THE WORLDが1番好きですが、CAUSATIONを聞いてこれからの期待がいっそう膨らみました。(もちろんA FORLORN HOPEもTHE MIDDLE WAYも名作です)
そしてなんといっても、2曲目にBEYOND THE MOUNTAINが入っていたのが素敵でした。
grope our wayに入っていた時も今回もこの曲は名曲です。素敵。
Hawaiian6/BEGINNINGS
- HAWAIIAN6
- BEGINNINGS
こんばんは。
今日は久しぶりにCDを買いました。
1枚目はHawaiian6のBEGINNINGSです。
いや~。良いです!!まさかここまで良いとは思いませんでしたよ。
かっこよすぎ。と言うか、すげー素敵でした。
日本のいわゆるパンクとかメロコアと言われる音楽の中で、間違いなく残るのではないでしょうか?
CDを買った時に一緒についてきた冊子に『奇跡的なメロディ』というような表現で語られていたのですが、まさに!!です。
いやあ、良いです。待ったかいがありました。