1973年のピンボール/村上春樹
- 著者: 村上 春樹
- タイトル: 1973年のピンボール
村上春樹 再読月間①
青春3部作/1973年のピンボール
「僕」と鼠が過ごした夏から3年。
「僕」は共同で翻訳会社を経営。そして双子の姉妹との生活。
鼠は街に残り、くすぶりながらも女の子との生活に沈んでいく。
そんななか、「僕」はあるピンボールに異常なほど魅せられていくことになるのだが、そのピンボールとの会話がなんとも言えずに素敵だ。
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鼠の囚われているものや葛藤がリアルに描かれ、20代という微妙な時期のほろ苦さや抱えているものが、絶妙に描かれている。
なにもかもが通りすぎ、失っていくのだ。